一倉定 経営心得 その㊺   「小さな市場で大きな占有率」こそ生き残る道。

一倉定 経営心得 その㊺     「小さな市場で大きな占有率」こそ生き残る道。

一倉定 経営心得 その㊺

 

「小さな市場で大きな占有率」こそ優良会社になる近道である。

 

一倉先生の言葉の平易であり本質を突く言葉の真骨頂といえるであろう。

この内容を多くの人が語るとしたら「ターゲットセグメンテーション」「ランチェスター戦略」「弱者の戦略」「マイケルポーターの集中戦略」などを引用するであろう。しかし、これらの用語解説をしたうえで上記の内容を説明することになるであろう。きっとそこそこ難解な、読んでいてつかれる文章になるであろう。

ここにマーケティングの本質がある。私も企業卒業後、個人実業家などと知り合う機会が増えた。私自身も個人起業家になったので。当然ビジネス初心者も多い。この方々が最初に乗り越えないといけないのが、この理解である。ターゲットを絞る、ことの必然性が理解しにくい。ターゲットを絞ると自分は買ってくれる人を絞ってしまい、販売機会を失うのではないかという心配である。この心配は杞憂である。ターゲットを広く狙うことを許されているのは業界一位企業だけである。飲食業界であれば、マクドナルドだけである。

マクドナルドは、それを実現するために100円で牛肉のハンバーガーを開発販売し、全国に販売店を手配し、何十億年と広告費を投入する。恐れ多くも、ターゲットを絞らないということは、これに互角を張るということなのである。

もちろんそんなつもりはないというのは分かる。しかし、論理上はそのようなことになるのである。

自分のビジネスのイメージを描くことが大切と思う。マーケティングは市場で生き抜く活動のことである。人がたくさんいる市場に、リヤカーを引いて乗り込み、市場の中で売り込みに行きます。誰に声をかけるでしょうか?端から全員に声をかけるのでしょうか。おそらくそれをやると、3000日かかるでしょう。あなたなりに考えて、売り込みやすい人を考えるでしょう。それがマーケティングなのです。考えないで狙うなどということはあり得ないのです。カモ猟の時のように都合のいい散弾銃は持っていないのですから。まず狙うでしょう。ねらってから撃つでしょう。この道理が、事業立ち上げのときどうしても理解ができないのです。はたまた、起業を立ち上げた後でも、また誘惑にかられるのです。

大きい企業も小さい企業も市場では競合といわれる敵と戦います。敵に勝てるモノがなければ、どんな規模の会社でさえ、負けていきます。勝ち残ることこそが最優先されることなのです。大きな市場でそこそこのポジションをとっても市場の構成は残酷で、時間とともに寡占が進みます。これは、自然の力学であって必然なのです。これを食い止められるのは唯一独占禁止法なのです。そのギリギリまで市場は上位者で占有されていきます。それではどうするか、上位大手ができない特殊性を身につけ、それを武器に勝てるところだけ戦うのです。これは弱者の戦法ではなくて、各事業者、業界2位以下全ての会社に必要なマインドです。

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